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謂わばネタ掃き溜め保管場所
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「えええ、ひっどーい」
「知りませんヨ。遊びたかったら隣の部屋にオズ君とギルバート君がいるのであちらにどうぞ」
「僕は帽子屋さんと遊びたいんだよ」
「だから、遊びませんと言ったでショ? 私はこう見えても忙しいんです」
机の上の書類をぱらぱら捲って「あっちにいけ」と言外に告げる姿にヴィンセントは笑みを零す。
外見はほぼ年回りが変わらないが、年齢で言えば随分と年上の彼の性格は思ったよりも酷く可愛い。
「帽子屋さん、つれないね」
「ハイ? ああ、そうですね」
本当に忙しいのかもしれない。書類から目を離さずに生返事を返すのでヴィンセントは机の上に積み上げられた書類の一束をのぞき込んだ。つい最近多発していた事件の始末書らしい。
「ねぇ、帽子屋さん?」
「何ですか」
「僕、詰まらないんだけど」
「邪魔しないで下さい」
ぴしゃりと窘められてヴィンセントは肩を竦めた。その間にも書類を捲る手は休まらず一定の早さで書類は読み進められていく。どうやったらその手を一瞬でも止められるだろうか、と思案してふと思いついた言葉を口にした。
それは一種賭に近かったのだが。
「そういえば、レイムさんがね」
成功だったらしい。一瞬書類を捲る白い指が止まった。
また何事もないように捲られていく頁は、しかし数枚で止まってしまう。言葉の続きを言わないヴィンセントが気になったらしかった。
「可愛いなぁ」
「……あのネ、大人をからかって遊んじゃ駄目なんですヨ」
諦めて顔を上げたブレイクが溜息一つ。
にこりと笑ったヴィンセントがその手から書類の束を抜き取った。
「帽子屋さん、続き気になる?」
「……別に」
「嘘つき」
「いいえ、本当に良いんですよ」
奪われた書類を素早く取り返したブレイクが笑う。

「気になるなら、後で本人に聞きますから」

そして少しだけ呆けた顔をした仕掛けた張本人の額をぺちりと叩いた。
「ほら、詰まらないならあっちの子供達と遊んでらっしゃい」



>>帽子屋さんと溝鼠。
   原作の険悪なムードなんて無視して、私の書くヴィンスは頭が悪い(笑)

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此処は思うがままにつらつらとその時書きたいものを書く掃き溜め。
サイトにあげる文章の草稿や、ただのメモ等もあがります。大体が修正されてサイトにin(笑
そんなところです。

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