忍者ブログ
謂わばネタ掃き溜め保管場所
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

私なんて、怪我をした子供を宮殿に運べって言われたことだって在ったんです。
勿論気は引けましたが迷わず主命でしたからね。

飄々といつもの調子で言った竜崎は皿に盛ってあった砂糖菓子の一つを器用に摘み上げて口に入れた。
麒麟は血の穢れに最も弱い。それが誰の血であれ、自身から流れた血でさえ麒麟は痛手を負う。だというのに治世七百年に及ぶ王の麒麟は懐古するよう目を細めて何でもないことのように言ってのけた。
麒麟にも個体差があり、血の穢れに極端に弱いニアはその言葉に珍しく呆けた表情をする。血が流れれば触れるどころか近づくことさえ厭うというのに。怪我を負った人間を背に乗せて運んだなどと。
「…それ、本当ですか? 塙台輔」
「こんなこと、冗談で言いませんよ? 私」
きっぱりと言い切って目の前に用意された茶器に手を伸ばした竜崎が笑う。
「まぁ、あの時の月君はかなり焦っていたので…、私もつい無理なお願いを聞いてしまったんでしょうね」
あのいつも余裕綽々の男に限ってそんなことがあるのだろうかと話を黙って聞いていたメロとニアはお互い顔を見合わせる。その様子を穏やかに見守った竜崎が「彼だって一応人ですから」とフォローになってるのかなってないのか分からない一言を重ねた。
「だとしてもその後寝込んだだろ?」
「ああ、まぁ…具合が悪かったのは確かです。それなのに身を清めたら取って返してこい、と言われたのでなんて麒麟使いの荒い王だとは思いました」
「横暴ですね」
「ですね。けど、それくらい余裕も何もなかったんですよ。……今思い返せば懐かしいです」
穏やかにそう言って笑う竜崎がもう一つと摘み上げた砂糖菓子を口に放り込む。
程良く舌の上で解けるその甘さに目元を緩め庭院に視線を向ければ、今ほど横暴と他国の麒麟に評された王が目に映る。
柔らかに陽光に溶ける亜麻色の髪を無造作に掻き上げる仕草に何故か惚れる女官は少なくはない。
そしてその仕草は出会った頃から変わりのないものだ。
「……、本当懐かしい」
共に国を支えた年月は七百年余り。何事も順風満帆に事が進んだわけではない。
歴代の王と比べても凡人離れした月でさえ王としてであれば反感は買う。それを一蹴するだけの器量を持ってしても人の心はどうにもならない。
今でも不安分子は燻る。上手く抑えつつ国を動かすことは中々骨が折れる仕事だ。
それを誰にも苦労していると気取られることなく日々国政をこなす月は矢張り名君と呼ぶに相応しいのであろう。
尤も竜崎は月が名君や賢君などという言葉で括られるのを嫌うのを良く知っている。良くも悪くも並外れた頭脳はこの世界における決定的な矛盾を捉え、そして抗う為に動く。
王として彼を選ぶ間際、選ぶのなら覚悟しろと言われた運命。それは国とではなく世界と戦っているようなものだ。
しかし竜崎は彼以外を王に選ぶことは出来なかった。天啓に従ったと言えばそうなるが竜崎はそれ以上に自身が彼に惹かれたのだと知っている。
じっと見据えた先、視線に気付いたか月が竜崎に視線を向け微かに笑った。

 

------

淳州。慶に面した州の或る県で乱は起きた。
その報が王に届いたのは一日後。命からがら報告に上がった県正からの遣いの有様は酷く、それだけでも悲惨さを見て取ることが出来た。一日で国都まで駆けた気力は大したものだろう。しかし王は「遅い」と小さく呟いた。
遣いは頭を上げられず床に擦りつけるように尚頭を低くする。申し訳ありませんとか細い声に王がはっと顔を上げた。確かに報告としては遅いが、彼のせいではない。寧ろ彼は良くやったのだ。独り言は考えに没頭したとはいえ慎むべきだった。
「いや、ご苦労様。…寧ろ貴方が頑張ってくれたからこその一日だ。考えればもっと遅れたことであろうからね」
労いの言葉を掛け、側に控えていた天官に遣いの傷の手当と部屋の用意をするように伝え、月は早々に玉座から立ち上がった。
遣いが怪我をしていた為、血の穢れを本性的に厭う竜崎は同席させていない。
冢宰と共に待っているはずだ。これから如何すべきか、自分の考えと国として王としての判断を。
「月君」
執務室の間口を潜った瞬間声が掛けられる。冢宰と二人で資料に目を落としていた竜崎のものだった。
僅かに眉間に皺を寄せた表情で自分から血の臭いがするのだろうと月は少し距離を置く。
穢れに弱い神獣は勿論僅かな血の臭いにも敏感だ。
「遣いの方は大丈夫ですか?」
「瘍医を手配させた。命を落とすまでには至る状態じゃない。大丈夫だ。…それより」
「私のことでしたらご心配なく。大丈夫です」
言葉の先を取り頷く竜崎が資料を一杯に広げた方卓へと寄るように手招く。
少しでも気にはなる筈だが、と思いながら月は歩み寄り資料をざっと眺めやった。
淳州の事細かな地図の上に走り書きがされてあり、それらは全て先ほど報告を受けた内容に沿っていた。
「竜崎」
「すみません。使令を月君の影に忍ばせていました。話は大体分かっています。それと、使令を一人淳州に向かわせていたのでその話も」
「仕事が早いな」
「ワタリのおかげです」
その言葉に今まで黙って控えていた冢宰が軽く頭を下げる。
物静かな老はこれでいて実に優秀な逸材だ。
「彼らの行動は早過ぎた。僅かですが足が付いています。州府に内密に朝士を入れさせました」
「それで?」
「淳州州宰の下から冬器を含め戈剣が流れているのを確認したと報告を」
「……若しくは州侯も絡んでいるか。県正が直接国府へ遣いを出したのもこれなら頷ける」
「州府の中で誰かが乱の首謀者と内通していたのであれば、揉み消されて報告が上がるのは事後になる可能性もありましたからね」
「ああ…。竜崎、今なんて?」
「事後になる可能性もあったと言いました。…月君、未だ乱は制圧されてません」
きっぱりと言い切った竜崎の言葉に偽りがないのは知れる。
地図に書き記された走書きの中には被害を示すものも多い。まだ制圧されていないのであれば被害はまだ拡大する。
「今、首謀者達の拠点は此処のようです」
とん、と地図の一点にワタリの指が触れた。
郭洛。
「成る程」
「どういうわけか、彼らは最初からこの場所を拠点とする心算だったようです」
「郭洛に利点があるとは到底思えないんですが、…月君?」
「結局は僕に不服がある訳だろう? 彼らは」
低く吐き出された言葉に冢宰も台輔も押し黙る。
この乱は州侯や州府、または県府の圧制から解放されるべく起こった乱ではない。
言うなれば王に対する反逆行為だ。彼らは王に剣を突きつけようとしている。
「州府に派遣した朝士が他方の反乱分子達との連絡網も見つけています。それ以上は流石に危ない橋になるので引き上げさせましたが」
「いやワタリ。良い判断だ。………さて」
「月君、駄目です」
この頭の良い麒麟は王の言葉の先を読む。
次に来る言葉を予期して遮る声に月は緩やかに笑んだ。
「竜崎、僕はまだ何も」
「駄目です。行くって言うんでしょう? 危険です」
「危険なんて承知の上だ」
「貴方に若しもの事があったら如何するんです」
「それなら天命尽きたと思えば良い」
「そうはいきません」
いつに無く強い口調の麒麟にしかし月はさらりと告げた。
決して逆らえぬ言葉。
「彼らは僕に用があるんだろう? だったら直接出向く。止めるなよ? 竜崎。主命だ」
その声にぐっと言葉を飲み込んだ麒麟が俯く。主命に逆らえぬのを知っていて、純粋に身を案じた存在を黙らせるのは些か気が引けたが仕方ない。
「主上。……差し入るのは無礼とは存じますが」
そこに穏やかな冢宰の声が割り入った。
「どうやって出向く御つもりですか?」
「流石に堂々と王として行くのは大変そうだな。……民に混じる」
「市井に下りる、ということですね」
「なら、使令を付けていって下さい」
「竜崎?」
「譲歩です。月君を止める真似はしません。…主命ですし。ですから使令を連れて行ってください」
「……分かったよ」
頷いた月に無表情で返した竜崎が冢宰であるワタリと目配せをする。
心得たという風に一度退席したワタリの後姿を見送って、房室に残った麒麟に声を掛けた。
「…悪い、……けど」
「言う必要はありません。……一つだけ約束して下さい」
「何?」
「…何かあったら直ぐに呼んで下さい」
真剣な色を湛えた瞳が逸らされる事無く月を見詰めてきたからこそ正面から受け止める。
「約束する」
「…はい。約束です」
王の決定は冢宰と台輔、信頼の置けるその他数名の家臣にだけ伝わり月はその日のうちに動けることとなった。


呼べ、と言った。約束すると王は答えた。
だから身は案じるが其れほどまでには心配していない。使令も念のため二人つけさせた。流石に文句の一つも零れたが妥協策でしょうと言えば了解して淳州に向かっていった。
だから、心配は。
「……心配するに決まっています。…馬鹿」
宵闇にとっぷり浸かった房室で一人ごちれば牀を整えていた女御が顔を上げる。
「月のこと? 大丈夫って言ったなら大丈夫だよ」
にこりと幼さの残る笑みを浮かべ、王を呼び捨てにした女御は月の信頼足りえる腹心の一人だ。
明るい色の髪を邪魔にならないように括っていた飾紐をしゅるりと解いて女御はまた結び直す。
「海砂さん」
「まぁ、心配するのも分かるけど」
「海砂さんは心配じゃないんですか?」
「心配だよ? でも信じてるし。…約束したんでしょ? 台輔」
「はい。しました」
「他の人間はどうであれ、月は竜崎とした約束は違えないと思うよ」
「…そうでしょうか」
「そうなの。とにかく心配なのは分かるけど寝てください。月がいない間に目の隈が酷くなったって咎められたら私困るんだから」
さぁさぁと促す女御に従って竜崎は牀に潜り込んだ。
薄い紗が房室を遮るように女御の手によって引かれるのを見詰めて、竜崎はぽつり呟く。
「海砂さん」
「…ん? 何?」
不思議そうに首を傾げ牀の中を覗き込んだ彼女の表情が一変する。
「行ってらっしゃい」
事態を飲み込んだ的確な言葉で一度引こうとした紗を女御の手は取り払った。
宙のある一点を焦点が合っているのか合っていないのか分からない曖昧さで見据えた竜崎の表情は固い。
「はい、行ってきます。ワタリに知らせてあげてください」
「分かった。竜崎も気をつけて」
その言葉を受け取るや否や窓を驚くほど身軽な動きで乗り越えた竜崎の姿は既に人の形を為してはいなかった。
王を選ぶ国で最も尊い生物。
宵闇の中を迷うことなく駆けていく姿を女御は心配を映した瞳で見送った。


酷い有様なのだろうと思った。
だから月は正直空を駆ける獣とそれが発する耳慣れた声を聞いたとき心底安堵したのだ。
「…、月君」
「ごめん、竜崎。こんな所に」
主楼の框窓に降り立った麒麟は僅かに焦燥した色を声音に含ませる。
当たり前である。この場所では血が流れている。麒麟としては一刻もこの場に居たくは無いだろう。
「無事ですね」
「ああ、僕はこの通り。何とか彼らの退路と補給物資の線を断った」
「なら投降は時間の問題ですね?」
「そうだ」
「全て計画通り、と言ったところですか。それで…どうしました?」
「お前にこんなことを頼むのは酷だ」
「……月君?」
「けど、頼みたいことがある。この子を、助けて欲しい」
そう言って身体をずらせば幼い少女が苦しそうに息を弾ませているのが見えて、麒麟は目を細めた。
長袍を覆うようにして応急処置として巻かれた布に血が滲んでいる。
「あいつら、僕が動いたことの腹いせにこの里家を襲ったんだ。……此処は、郭洛は…僕の生家がある場所でもあるから」
「それではこの子は」
「気付いた時には遅かった。……この子だけでも助けたい。頼む、竜崎」
月はそう言って初めて自国の麒麟に頭を下げた。
王としてではなく人間として初めての願いとも言えた。それが王の判断として間違っていることなど知れている。
判断は、指示は間違っていなかったと思いたい。しかし一瞬の遅れが要らぬ犠牲を出したのも事実だ。
最初から乱の首謀者は郭洛に王の生家があるという理由で、精神的に揺さぶる心算で拠点を置いた。まさか王自らが入り込み動くとは思っていなかったようだが、彼らの王に対しての乱は半分以上その時点で意味を為したといって良いだろう。
月は気取られぬように冢宰に手配を頼んでいた選りすぐりの夏官たちと共に彼らを郭洛に孤立させた。
上手くいっていた。孤立させ篭城させてしまえば後は時間の問題だ。上手くやればいい。
読めなかったのは追い詰められた人の心。無意味な殺生にまで気が回らなかった。否、手を回そうとした時には遅かった。
「………竜崎、主命だ。翠篁宮に連れ帰りこの子を瘍医に」
月の声が震える。
少女の息は苦しそうで痛みを堪え目を瞑る表情は酷く辛そうだ。
記憶と重なりながらも、重なりきらない町並に王となってそれだけの年月が経っていたのだと改めて教えさせられた。生家といえど見知った顔は一人としてなかった。
だからこそ月は思った。彼らは確かに自身の身内が繋いだ家系で、そして守るべき国の民なのだと。
守らなければならなかったのだと。
「……主命でなくとも、宮殿に連れ帰り瘍医に見せます。…月君は?」
「彼らを捕え、鎮圧するまでは指揮を執る」
「分かりました。指令はつけたままにしておきます。必要とあらば使って下さい」
血に触れれば痛みさえ負う麒麟のために月は羽織っていた褞袍を少女に掛けて直接傷が障らぬように緩やかに紐で留めた。
薄っすらと不安げに目を開いた少女に笑う。もう大丈夫、と耳元に囁けば微かに少女が頷いた。
その少女を竜崎の背に乗せ空を再び駆けていく姿を見送る。
やるべきことは決まっている。救えなかった分の後悔は後で良い。
「……ありがとう、竜崎」
呟きと共にもう一度知らずの内に頭を下げる。
夜明けの近づいた空の向こうに駆ける麒麟の姿が消えると月はくるりと踵を返す。
「主上」
同時、控えめな呼びかけに答えた月の声はもう震えては居なかった。一度深く息を吸って吐き出す。
その表情は既に王のものだった。

無謀すぎる、と今度ばかりは冢宰にも女怪にも窘められる。
分かっていて穢れを祓い、衣を纏った所で竜崎は若干熱のある身体を不甲斐なく思いながらも何とか女御に支えて貰い部屋に戻った。
声が聞こえた。もう一度あの場所へ赴かねばならないと冢宰に告げたが、使令を使い半刻待って貰えと今度ばかりは有無を言わさぬ態度で言い渡された。別に従わずとも良い事ではあるが、後が怖い。乱は無事に鎮圧出来たとの報も入っているので融通を利かせて貰ったのだが、月としては一刻も早く宮に戻りたいのだろう。
「しかし、本当大丈夫? まさか怪我した子を乗せて帰ってくるなんて」
牀に横になった竜崎を心配そうに世話をする女御が言えば、「そうですね」と力ない声で竜崎は返した。
背中に乗せた少女は鎖骨から腹にかけて怪我を負っていた。的確な止血の応急処置と最速の竜崎の足、そして宮殿付きの優秀な瘍医の手によって少女は一命を取り留めたと言って良い。
未だ油断はならないがもう命に別状は無い。
「血の穢れが何よりも弱点なのに…本当、竜崎も月もどうかしちゃってるって今回ばかりは思うわよ」
「使令を使ったとしても、間に合ったかどうか。結局私が運ぶのが確実でした。それに……」
女御の心配の余りの文句に竜崎が答える。
「それに?」
「……月君の、初めてのお願いでしたから」
王としてではなく月という存在としての初めての願いに多少の無理を強いても応えたかった。
それが麒麟として、月が王としての最善の判断で無かったにしても。
「…そっか」
納得したように呟く女御の瞳は優しい。それに優しく笑んで僅かばかりの休息を得た竜崎はすぐに眠りへと落ちた。

 

------

庭院を迷うことなく突っ切ってきた王の姿に竜崎は苦笑する。
「どうしました? 月君」
「いや? 楽しく談笑してたなと思ってさ」
他国の麒麟の去った後、手際の良い女御が茶器を片付け残されたのは竜崎の為の砂糖菓子のみ。
「何を話してたんだ?」
「そうですねぇ、月君が横暴だって話だったでしょうか」
「……お前な」
「冗談です」
明らかに声の低くなった月に間髪入れず返して竜崎は笑う。
「昔話ですよ」
「何の?」
「月君だって普通の人間らしい所があった…っていう話です」
「……やっぱりお前、僕に何か恨みがあるだろう?」
「無いですよ。…いや、あるかもしれないですが」
「どっちだ」
溜息混じりに竜崎の隣に腰掛けた月が徐に積みあがった砂糖菓子の一つに手を伸ばす。
甘いものを余り好まないにしては珍しい行動にじっと様子を見守っていたが、どうやら苦手なのは変わらないらしかった。口に入れて直ぐに顔を顰める。
「粧裕さんのことですよ」
「……ああ」
それで直ぐに分かったらしい月が労わるように隣の竜崎の方を軽く叩く。
「月君?」
「あの時は無茶させたな、と」
「何言ってるんです。いつだって月君は無茶ばっかりです」
「そうだったかもね」
「……そんな風に誤魔化すつもりなら今度粧裕さんに叱って貰います」
「何でそうなるんだ」
溜息交じりに返す月が、あの時救った少女を妹の如く気に掛け続けたのを竜崎は知っている。
立派に成長した彼女が国府官吏に志願した時に月が良く思わなかったのも竜崎は隣で見ていた。決して綺麗な仕事ではない。国府で働くということは存在する陰湿な内面を少なくとも知ることになる。だからこそ月は素直に賛成してやれなかった。
出来れば救ったその命が、その幼かった存在が幸せになって欲しいと思うのは間違いではないはずだ。
「本当、月君は粧裕さんに弱いですね」
くすくすと笑い混じりに言う竜崎に、月が今回ばかりは分が悪いと早々に見切りをつけて降参する。
「ああ、そうだよ。その通りだ」
「おや?」
「でも、あの時の事は本当に感謝してる。…ありがとう竜崎」
素直に謝辞を述べられたことに意外そうな感情を浮かべながら竜崎が視線を逸らした。
「随分と前の御礼をするんですね。……どういたしまして」




>>十二国記ですの。(まだ続いてた)
   あー…。ネタとして結構大きすぎて、ちゃんとしっかり書こうと思ったら
   本当一本という感じになりそうだったから色々省いてしまった。
   まぁ、細かく書き込めるかといわれると私の力量ではこれ位が
   限界な気もするし丁度良いかな。

   月は絶対に種デスのシン属性(=シスコン)だと思っている。
   後、微妙な時間帯に勢いで最後の方書き上げたから色々ボロが
   ありそうだ。見逃して(…)

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
プロフィール
HN:
くまがい
HP:
性別:
女性
自己紹介:
此処は思うがままにつらつらとその時書きたいものを書く掃き溜め。
サイトにあげる文章の草稿や、ただのメモ等もあがります。大体が修正されてサイトにin(笑
そんなところです。

ブログ内文章無断転載禁止ですよー。
忍者ブログ [PR]