[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
私の全ては分からなくなってね、混ざっていく混ざっていく電子の波に。
数値に変換され分解され電子化された全てに、私は、私は、消えていく。
それはいつのことになるだろう。遠い遠い未来かも知れないし、近い近いもしかしたら明日かも知れない。
解けて混ざり合って、原型も分からなくなって、それでも歌は残っていく。
誰が歌ったんだっけ。
これって何だったっけ。
そんな、そんな自己がぼやけていく幻想を私は良く夢見る。
「つまり、ミクは」
穏やかな声が困ったように声を上げた。楽譜に落としたままだった視線を上げて青髪の青年が正面に立つ少女を見遣る。
青竹色の長い髪をふわりふわり揺らしながら、ミクは兄と呼ばれる存在の言葉を待った。
傍らにはピアノがある。
新しく与えられた歌を覚える為に、自身も決して暇ではないというのに兄は付き合ってくれている。
「不安ってこと?」
首を傾げてミクはそうなのかしら? と思った。不安とはまた違う。怖くて眠れなくなるわけでもない。
ただ漠然とそうなっていくのではないのかと思い、ふと感覚が軽くなった瞬間に目が覚める。
「違うと思う」
「うーん」
夢の話は余りにも感覚過ぎて兄には掴みきれなかったのかも知れないとミクは思った。
簡単に言えば色々な思いを乗せて歌う自己像が片端から崩れ、でも尚存在するのを夢見るのだ。
「怖いとかそう言う夢じゃなくて、ただ、そう思うってことか」
「たぶん、そう」
与えられる音は、マスターによって様々に変わっていく。世界観のある物語のような歌もあれば、叩き付けるように歌う別れの歌もある。
媒介は同じにして、正確には一つ一つ異なるものが一括りに認識される。
正しく自己像が暈けていく。
「分かるよ」
変なことを言って困らせてしまっただろうか。ならば言わなければ良かったとミクが思い始めた頃、ぽつんと兄が漏らした。
とんとん、とピアノの縁を形の良い指がリズムを刻むように叩き、知らず視線はそこに向く。
「たぶん、僕らはそういうものだろうから。みんな、きっと何となくそれを感じていて享受してるんじゃないかな」
「カイト兄さん、」
「あれだろう? 僕たちは僕たちとして此処にあって、たくさんの同一があり、それらは異なる。けど…ずっとずっと先、残った音達に僕たちの存在はなくても」
「……マスターが伝えたいものや、私達の思いは残る」
「そういうことでしょ?」
「たぶん」
ミクよりも幾分か早く世に生み出された存在のカイトは穏やかに笑った。
今度は鍵盤を、ミクが今度歌う曲の最初の音を叩く。軽いタッチで鍵盤を伝わった音は弾むように空間に広がった。
「いつまでかは僕も分からないよ。けど、こうある限り歌いたいと思う」
「私も、そうかな」
「みんなもそうだと思うよ」
そう言って視線をまた楽譜に落とした兄が、一音一音確かめるようにメロディーラインをなぞっていく。
滑らかに動く鍵盤上の指が、少しだけ軽く弾む音を弾いた。
ミクは響く音に自然と意識を集中させていく。ピアノの音に声を乗せながらミクは思う。
―紡がれ流れる音。詠まれ伝える言の葉。全て、全てを乗せて、私達は歌う為に存在している。
だから自己の像が少しずつ輪郭を失い、暈けて、埋もれていくのだとしても、きっと歌は残っていく。
誰か見も知らない誰か一人の中に、その歌が存在続ける限り。
酷く曖昧で不安定で”人”とは違うけれど、生まれてきて良かった。
「…うん、そうだね」
全て、意志を汲んだカイトがぽつりピアノの音の合間に優しく相槌を打つ。
そうありたい。願う思いは一緒。
>>ボカロ小ネタ。∞の歌詞をリスペクトしながら。
あれの間奏はガチだなぁ…(笑
私のかくKAITO兄さんはのんびり癒し系のようです
砂嵐の中、はたはたと着込んだ外套が風に膨らみ宙を舞う。
肩から提げた箱状の機械を砂から守るように抱え込んだ少年の髪の色は青。柔らかそうな髪も宙を舞う。
一歩一歩確実に進む足取りに迷いはなく、抱え込んだ箱からは優しい音楽が流れていた。
ふと抱え上げてくれた手と声を思いだす。
起き出してから命令を聞いたのはたったの一度。そしてたぶん最後であるだろう事は分かっていた。
ゆっくりと少年は顔を上げる。
汚染されてしまったはずの世界の空は、綺麗な青をしていた。
***
「カイト」
呼び止められて青年は、誰だったかと声にあたりをつけて振り返る。人の良さそうな笑みを浮かべて手を振る中年の男性は確かに顔見知りだった。
「こんばんは」
「親父さんの葬儀は終わったのかい?」
「……家族っていっても、僕しかいないですからね。簡単に済ませましたよ」
「そうか。そりゃ、ご苦労だったなぁ」
「別に」
そう笑ったカイトに男性が少しだけ訝る視線を向ける。当たり前か。父親が死んだというのにまるで何事もないよう笑う相手を不審がったとして何らおかしくはない。
寧ろおかしいのは自分なのかもしれないとカイトは世間話をしていく男性に適当に相槌をしながら思った。
「それじゃ、気をつけてな」
「ああ、はい」
適当に切り上げて家路を急ぐ。
特段広くも狭くもない部屋に上着を脱ぎ捨てて、カイトはふと男性との会話で手に残った感触を思い出しそっと両手を握り込む。
幼い時分の姿をした人形。
最初に目を開けた時、じっと窺う視線を寄越し「ご命令は?」と訊いた声は人間と間違う程であった。
結局受け取って欲しかった荷物は何であったのだろう、とカイトは思案する。
あの見たこともない仕掛けの音の鳴る箱だったか、それとも自分の幼い頃に良く似た姿の人形だったのか。
実際の所よく分からない。
ただ記憶に埋もれて面影さえも忘れていた父は、記憶の中よりも小さく感じた。
葬儀はただ弔うだけの簡易なものであったし、亡くなった父に対面した時に悲しいとも思わなかった。
受け取った紙切れは主旨を余り得ていない遺言で、らしいといえばらしいと思って内心笑ったくらいか。
熱く淹れたコーヒーを飲みながら窓を見上げる。分厚いフィルター越しの空は青。本当に空がその色かは知らない。
「…、苦い」
考え事をしていて分量を間違えたらしい。想像していたよりも苦い液体にカイトは顔を顰めた。
”荷物を引き取れ”というのが遺言であって、その後どうすれば良いのかは書かれていなかった。
音の鳴る箱も自分に良く似た人形も、カイトが生まれる前にあった争いで失われた技術で作られたものだ。
父がどうやってその技術や、モノを手に入れたのかは分からない。
しかし漠然と自分も父と同じ末路を辿るのかも知れないと思った。
苦すぎるコーヒーを飲むのを諦め、流しながらぼんやりとカイトは抱き上げた人形の軽さを思い出す。
機械で出来ているのか、違うモノで出来ているのか。
自分の腕で持ち上がるくらいには軽かった。
『命令は、たった一つだ』
生まれ育ってきた街と、汚染され人が住めなくなってしまった世界とを隔てる壁の前で告げた。
カイトを見上げ、黙って次の言葉を待つ少年の頃のカイトと同じ姿の人形は一度だけ、笑った。
渡された歌う箱を大事そうに抱えて、誰もが越えようとしなかった壁を軽々と飛び越えて宵闇に紛れて消えていった後ろ姿。
箱から聞こえた知らない言葉で紡がれた音楽はカイトにふとした憶測を構築させた。
見たことがないのなら調べればいい。
大体の形状は分かっている、と葬儀を終え人形が壁の向こうに姿を消した後、父の部屋に残っていた古い文献を片っ端から漁った。傍目からは父の遺品を整理しているようにしか見えず不審がられない。
そして知った。
嘗て一定の周波数を介し音を伝える機械があったこと。人形に持たせた箱と機械の説明としてあった図解の絵は良く似ていた。
ならば、矢張りいつか。
この隔絶されてしまった世界は繋がるのではないのだろうかと思う。
ラジオは拾える周波数が無ければ、音を紡がない。
カイトの住む街に電波塔は無い。
この街にしか人が住む場所がなくなってしまっているのなら、ラジオから音が流れるはずが無かった。
ならば、他の場所で同じように人が住んでいて、一つの音が、歌が、それを持った”あのこ”がいつか其処に辿り着くだろう。
何年かかるかは分からない。
若しくは自分が死んだ後かも知れないと小さく笑みを零す。
それでも大事に抱えた箱と、カイトの意志を読み取ったように頷いた”あのこ”は世界をきっと繋いでくれる。
カイトはそう思った。
***
肩から提げた箱が、流れる綺麗な旋律と相反した雑音の混じった歌が、突然鮮明になる。
それは彼の主人が望んだことに近づいた証拠のようだった。遠く蜃気楼のように揺らめく鉄塔が見える。
弾かれたように少年は視線を箱に向けた。箱の様子は特に変わってはいない。空は呆れるほどに快晴。
「…マスター」
少年は知らず呟いた。肩から箱を下ろし両手で大事に抱えて空を仰いだ。
果ての見えない青空を眩しそうに目を細め見詰めた少年が、もう一度「マスター」と遠い、声の届かない相手に言い聞かせるように呟く。
少年が大事に抱えた箱からは、ノイズの途絶えた優しく綺麗な歌が流れていた。
>>KAITO。オールドラジオネタ。
mixiにもサイトにも上げる前にこっちにちょとあげておきます。
本当はもう少し練って色々一悶着とか、そんな話で書こうかなと思ったら…
本一冊作れるくらいのネタだったという話。なので雰囲気重視で。
辛島くん、と耳が声を拾った。
少女の声だった。
それは普通すぎる、有り触れた何処にでもある声。
一瞬出そうになった声を押しとどめて辛島と呼ばれた少年は振り返る。
成長途中の不安定に細い線の彼は色素の薄い髪を揺らした。
駆け寄ってくる少女が振り返った辛島と目が合い笑う。国府さん、と口の中だけで呟いた。それは少女の名。
極力、少年は自分の声を出すことを抑える。
否応無しに彼の声には行使力があり、少年の意志に関係なくその言葉は口にした内容を、それを聞き届けた相手に従わせる。
一種奇跡のような声。
しかし少年にとっては人間として生活する上で一番煩わしいものだった。
「良かった、追いついた」
軽い足音を響かせて辛島に追いついた少女が淡く笑う。
肩で息をする彼女は随分と走ってきたのだろう。
未だ整わぬ息の途中で少女はすっと指先を、先程辛島が曲がった道路の先に向けて話し出した。
「あのね、あそこで丁度辛島くんが見えたから…」
「追いかけてきたの?」
不意に疑問に思って口を突いて出た言葉は細く、しかし少年はしまったと口元を手で押さえた。
「…うん、そう」
望むと望まないとにかかわらず、行使力を持つ辛島の声に少女が怯むことはない。
そっと口元を覆った辛島の手に自分の指先で触れて笑う。
「大丈夫。これくらいじゃ」
全てを知った上で少女は言う。
気持ちを伝えたら相手が「否」でも「応」と答えさせてしまう、意志に関係ないその声の力に怯えたのはいつだったか。
少女に答えるように辛島も笑う。
微か、余り表情のない彼が見せる笑みはいつも柔らかく優しげでどこか儚くて。
人の持つ精神に直接揺さぶりを掛ける声を持ち得た少年の、人間としての怖れは無口な性格とあまり表情を見せないことの表れだと知った時に気付いた気持ちを少女は何と言っていいか分からない。
ただ触れたいと思った。
その、幻影さえも見せる鮮やかな声に。存在に。何より彼自身に。
少しだけ身を引いた少年の、未だ口元にある手をそっと取って少女は笑った。
「いこう」
少女の声に行使力はない。
けれど辛島の心にはそれで十分だった。
>>突然の あかく/咲く声ネタ(笑
漫画自体を実家に置き忘れているので色々間違いがありそうで怖い…。ブルブル(こら
とりあえず捧げ物。
時間を告げる開始音。流れる音に身を委ねた時に何時だって自然と口から突いて出るのは音だった。
此処はどうすれば気持ちが伝わって聞こえるのか、とか。
一気に吹き込むように歌い上げるフレーズ、とか。
全部全部此処に立つまでに幾度も重ねた練習で生まれたもので、此処に立つ時いつも僕自身は音になる感覚を覚える。
自分の音を紡ぐしかないと優しく教えてくれた人の為に、その人が作り上げるものの手助けが出来るならば。
「……カイト兄さんって格好良かったんだ」
と。
ふと悔しそうに呟いたのは一番末の双子の一人。じっと見詰めて来るものだからカイトは流石に居心地が悪くなって首を傾げた。先程開けたばかりのアイスは少しずつ溶け始めている。
「…えぇと?」
「普段はそんなにボケかましてるのに」
それじゃ詐欺だよ、と唇を尖らせて大層不機嫌そうな様子なのだ。
一体何をしでかしてしまったんだろうかと記憶を浚ってみるが、カイトにそのような覚えは全くと言っていいほど無い。いよいよ困ったカイトは苦し紛れにスプーンに掬ったアイスを口に含む。
甘いバニラが口内に広がったが今は余り味わっていられる心地ではなかった。
「…レン?」
それ以上何も言って寄越さない末っ子の名を呼べば、顔を上げた勝ち気な瞳と目が合った。
「いや、忘れて…。今の」
「……え?」
「いつか追い越す」
とんと膝を振り下ろす反動で立ち上がった末っ子が笑った。
曲の開始を告げる独特の電子音。それはスイッチと一緒。
歌うことを第一の存在定義とする彼らにとって、歌う為に向かうステージはいつだって命を懸けていると言っていい。
「………、何?」
元気良く懸けていく末っ子の後ろ姿にカイトは小さく問いを投げた。
結局彼は自分の中で結論を見つけて解決してしまったらしい。呆然とアイスを手に首を傾げるカイトにくすくすと笑いが零される。
「メイコさん?」
「いや…、お年頃よね…と思っただけ」
するりと細くしなやかな女性の腕がカイトの肩に絡む。背後からメイコに寄りかかられた状態で矢張り首を傾げるしかないカイトはもう一口とアイスを掬った。
「……後輩が頑張るんだもの。私達も負けてはいられないわね」
「そうだね、メイコさん」
ステージの上で軽やかで伸びのある声で歌う末っ子の姿を見詰めてカイトが笑った。
自分より先輩であるメイコと後輩として出てきた妹弟たちは、競争手であり、それでいて存在定義を分かつ無類の存在でもある。
一人では不可能な無限に広がる音楽性を、音楽を愛する彼の人は楽しみで愛しいと言った。
そしてカイトはその全てをひっくるめて自身の存在さえも愛しいと知ったのだ。
だからステージに立つ時の、幾重の光源によって影が伸びる世界を何より一つの証明だと知る。
きっと”キョウダイ”達もそうであるように。
>>KAITOお兄さんは天然で可愛い人だけど、ステージ立つと豹変したら良い。
それを下の子たちは悔しいと思いながらも好きだといいな。
MEIKOお姉さんとKAITOお兄さんは兄弟というより親友のように仲が良かったら良いとかおもっています。
ボカロの子達は皆可愛い。
作動音。目の前のモニターには星海。何処を見ても孤独を表す闇と、照らす星の瞬き。
沈黙に身を浸らせ意識を委ねる。戦闘は始まらない。
『………、ボコ?』
瞬間。静かすぎたコクピット内に臨戦態勢下に似付かわしくない声が滑り込んだ。
聞き覚えがある、ではなく聞いた声。
しかし通信回線は開いていない。ならば、勝手に入ったことになるが。
「カチアナ、何の用だ」
『ああ、無事ね。その様子じゃ』
「……うん?」
サイドに収納されていたキーボードを取り出し回線が何を経由して行われているのかを探る。
どうやら軍の回線ではなく、医療部独自の専用回線でアクセスを掛けてきたらしい。
『……えっと……、ああ、そこにいるの』
「カチアナ?」
『この星域での戦闘はもう無いと思うわ。直にボコのところにも伝達されると思うけど』
「……カチアナ?」
『あんたの指揮してる隊の2つ程前の隊かしらね…戦闘があって、………衝突した両者は壊滅状態よ』
「…カチアナ」
『もしかしたらあんたもそこに応援に行ってるんじゃないか…って思ったんだけど要らぬ心配だったみた…』
「カチアナ」
『……無事で、良かった』
珍しく早口で言葉を並び立てる通信相手の名を何度も呼んだ後、ぽつりと落ちた声は穏やかだった。
小さく安堵した声音に自然と笑みが浮かぶ。
「俺が落とされるわけがないだろう」
『…どうかな。あんたはなんだかんだで喧嘩っ早いから』
「大丈夫だ」
『うん。そうね』
「……それより、お前の方が大丈夫なのか?」
『……………ああ、うん。………だって私たちの出番は殆ど無かったから』
回線越しの声は少し笑ったように聞こえた。
良くはない。それは自嘲の響きを含んで聞こえた為だ。
出番が無いと言った。それは敵味方の縛りが無く一早く医療機関の中で駆けつけられるノルンが手遅れであったと言うことに他ならない。
他の医療艦より早く動けるエイル。軍上部の決裁を受けず独自の判断で動ける命令系統。
それを持ってしても手遅れであった戦場に駆けつけた医者は―…。
「酷いのか」
『……ええ』
「……そうか」
短い言葉に通信相手の悔しさだけを言外に感じ取る。
職業としては年若い優秀な腕を持つ医者である彼女の心中は量りきれるものではない。
『とりあえず……あんたが無事かどうか…それが心配だったの』
「医者失格じゃないか? 公私混同」
『そうね。……だけど、私はもう…大切な人を失いたくないの』
両親を失い、アカデミーで親しかった友人を二人失い、それ以上に多くの生死を見てきたカチアナの言葉は大きい。
誰も失いたくない。
出来れば、救えるのなら、自らの手で。
彼女の腕は細いけれど、数多の命を救う医者の手であるから。
「そうだな。……カチアナ」
『うん?』
「休憩中か、それか時間を見て抜け出してきたんだろう?」
『うん』
「俺は無事だから戻れ。………お前を待ってる人たちがいるだろう」
『…分かってる』
頷く気配。
そして小さく息を吸う音。
『それじゃ、戻る。無断で回線繋げてごめん。………そしてありがとう、イザーク』
肝心なところで、名を呼ぶ―。
イザークは内心苦笑して通信終了の摘みを上げた。通信を示していた画面が外部カメラから映し出される映像だけを流す。
そして一変して訪れた静寂に瞳を伏せた。
桿を伝いくる振動は鼓動の音に似ている気がして、それが可笑しくて笑う。
「……ふん。それならお互い様だろう」
通信を切った直後に繋がる一人事は、コクピットの中で緩やかに溶け入った。
>>懐かしくてついつい…(苦笑
07 | 2025/08 | 09 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
サイトにあげる文章の草稿や、ただのメモ等もあがります。大体が修正されてサイトにin(笑
そんなところです。
ブログ内文章無断転載禁止ですよー。