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  <title type="text">こっそり掃き溜め</title>
  <subtitle type="html">謂わばネタ掃き溜め保管場所</subtitle>
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  <updated>2007-05-30T22:30:25+09:00</updated>
  <author><name>くまがい</name></author>
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    <published>2016-07-22T20:15:48+09:00</published> 
    <updated>2016-07-22T20:15:48+09:00</updated> 
    <category term="Orijinal" label="Orijinal" />
    <title>無題</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[こっそりひっそりとした掃き溜め]]> 
    </content>
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            <name>くまがい</name>
        </author>
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    <published>2013-07-18T13:55:15+09:00</published> 
    <updated>2013-07-18T13:55:15+09:00</updated> 
    <category term="その他" label="その他" />
    <title>黒バス人形師パロ設定あれこれ。</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[※適当にメモ用ツイッタ垢で呟いたやつのログ。<br />
<br />
キセキ（5人）人間。<br />
年齢は21～22歳。緑間が22歳の誕生日折角だから人形でも作ったらどうだと赤司に言われるのが起点。<br />
誕生日は原作設定のまま。<br />
<br />
キセキは上流階級（貴族）の中でも五大名家の子息または当主にかなり近しい関係を持つものたち。皆が何かしらのずば抜けた才覚を持っている。<br />
&uarr;上の設定は没にするかも。赤司くんだけがいいとこの子とか。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: small;" size="2"><span style="line-height: 16px;">・</span></span>緑間くんと高尾くん。緑間くんが主人。高尾くんが人形。人形師&rdquo;高尾&rdquo;の最後の人形である人形師として動くために作られた意匠人形（マイスタードール）動いている人形の中では年長組。人形制作依頼に来た緑間に見初められ、色々の後、緑間宅に居候する。瞳は純度の高いアンバー（琥珀）<br />
<br />
・黄瀬くんと黒子くん。黄瀬くんが主人。黒子くんが人形。図書館の検索用人形だった黒子くんを黄瀬くんが引き取る。カスタムは無し（有りの侭の黒子っちが良いんで）黒子くんは動いている人形の中でも年長組。瞳は藍柱石（アクアマリン）<br />
<br />
・青峰くんと桃井ちゃん。青峰くんが主人。桃井ちゃんが人形。黒子くんと桃井ちゃんは兄妹人形として作られた（図書館検索型の黒子くんと情報探索型の桃井ちゃん）迷子になった幼い青峰くんに懐かれて主人とする。瞳はモルガナイト。<br />
<br />
・赤司くんと降旗くん。赤司くんが主人。降旗くんが人形。赤司くんが生まれた時に降旗くんは子守用として作られた（母親がいないため）。その後、子守子育て育成&rarr;コンシェルジェとして常に赤司くんの補助を行う。瞳は純度の高い猫目石。<br />
<br />
・紫原くんと氷室さん。紫原くんが主人。氷室さんが人形。海外で作られた護衛用人形氷室さんが主人を亡くして（でも生きることを選択されたので動いてる）墓地でぼんやりしてるところに紫原くんと出会う。護衛として有能。世話焼きも有能。瞳はカイヤナイト（藍晶石）<br />
<br />
<br />
人形の年齢（稼働時間）：　黒子＝桃井≧高尾＞氷室＞降旗。　氷室さん（30年くらい）、降旗くん（21年）<br />
<br />
<br />

<div>人形：精霊石（質の良いパワーストーンに力が溜まって動力として活用出来るまでになった物質）を核として作られる。精霊石と呼ばれる石自体を作るのに時間が掛かるため、上流階級に専ら重用される人形。瞳は核となる石と同じ色。用途は様々。中流階級、工場等には全機械仕掛けの人形もいる.</div>
<div>前者は魔力や自然力を糧に動く。核として使った石に人格が寄生するので人間と同じように人格や傾向がある。精霊人形と呼ばれる。後者は基本電気や捻子巻きを糧に動く。自動人形。プログラムされた人格はあれど、あくまでプログラム。<br />
<br />
<br />
<br />
≫話のネタメモみたいなん。<br />
<br />

<div>・人形師高尾くんのところに「お前が欲しい、そうじゃなかったらお前似の人形が良い」って無理難題を言いつける緑間真太郎</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>・人形師の高尾くんも人形だから自分と本当にそっくりなのは無理だなあって思うんだけどなかなか折れない真ちゃんで、結局仕方なしに作ってあげる。自分よりちょっと大き目に。人形師の高尾くんは15歳くらいだけど人形の高尾くんは20歳くらい。真ちゃんもそんくらい。</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>・人形師高尾くんの目は本当に純度の高い国宝並みのアンバー使ってて、流石に同じようなのは準備出来ないから品質落ちても良いかな～って相談するのに、やだって我侭いう真ちゃんが妥協の末持ってきたのが綺麗な鷹目石。人形師高尾くんの目の色は橙で人形高尾くんの目の色は灰青色。</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>・高尾に高尾似の人形を作って欲しいと依頼するけど、それは高尾の仕様上出来ない。なら瞳の色だけでも変えろと極上の鷹目石を持ってくる緑間くん。当初は作ってあげる予定だったけど作らなくても良いかもしれない。作らなかった場合の鷹目石は研磨されて高尾くんの耳飾りになる。</div>
<div>&nbsp;</div>
<div>・火神くんは人間。氷室さんの前主人の晩年に引き取られた孤児。兄弟のように親のように育ったけど、独り立ちして家を離れる。その直後くらいに前主人が亡くなる。ごたごたがあって連絡が遅れてしまって氷室さんを引き取れず、その間に紫原くんが氷室さんの主人になる。</div>
<div>&nbsp;</div>
</div>]]> 
    </content>
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            <name>くまがい</name>
        </author>
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    <id>kumaguy.blog.shinobi.jp://entry/298</id>
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    <published>2012-08-22T15:03:48+09:00</published> 
    <updated>2012-08-22T15:03:48+09:00</updated> 
    <category term="博物館パロ" label="博物館パロ" />
    <title>ランダムロマンスは気紛れ過ぎる</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	　ぼすん。<br />
	　少し間の抜けた音が、午後の研究室に響く。<br />
	　余りのことに反応が遅れてクッションが顔面を直撃した。軽い衝撃は大して痛みを与えない。与えないが。<br />
	「&hellip;&hellip;景ちゃん？」<br />
	　普段はこんなことしないのになぁ。<br />
	　素直にそう思った瞬間に、間髪入れず二個目のクッションが投げつけられた。<br />
	　それは何とか利き手で防ぐ。ぼすん、とやっぱり音がして、床に落ちたクッション。彼女の手元にあるのはあと二つ。<br />
	「景ちゃん、どうしたの」<br />
	「なんでもない」<br />
	「何でもなくなんてないでしょう」<br />
	　気紛れな面が無いとは言い切れないが、いきなり人に物を投げつける無体をするような子ではないのだ。<br />
	　きっぱりと言い切ると、ソファの上で膝を抱える少女がぶすりと表情を変えるのが見えた。<br />
	「ねぇ、景ちゃん？」<br />
	「なんでもないの！」<br />
	　少女は片手で引き寄せたクッションをまた投げつけてくる。今度はひょいと首を竦めて避けて、ソファに近づいた。背後でぼす</p>
<p>
	んとまた音が上がる。音から察するに彼女は手加減を忘れていないし、投げる方向にも気を遣っている。</p>
<p>
	「冬さん」<br />
	「うん？」<br />
	「僕ね、おいしいもの食べたい」<br />
	「うん」<br />
	　顔を上げたのは一瞬で膝に埋めてしまう。手を伸ばそうと思ったが払い除けられたらショックなので止めた。宙で不自然に止ま</p>
<p>
	った手を引っ込めて、覗き込むように膝を折る。<br />
	「景ちゃん、もしかして機嫌が悪いの？」<br />
	「ちがうもん」<br />
	「仕事で嫌なことでもあったの？」<br />
	「そんなことで一々イライラしてたら仕事辞めてるもん」<br />
	　それはそうか。彼女の部門は他部署の緩衝材役割の仕事がメインで、心労が掛かるものが多い。<br />
	　しかし困った。顔を上げてくれないと表情が見えなくて、どうして欲しいのかも分からない。<br />
	「景ちゃん」<br />
	　途方に暮れて名を呼ぶ。顔を上げてくれるはずもなく、膝に載せられていた頭が小さく揺れただけだ。<br />
	「今からデートしようよ」<br />
	「しないよ。冬さん仕事有るもん」<br />
	「良いよ、そんなの放るから」<br />
	「&hellip;&hellip;珍しいね。冬さんが仕事放るなんていうの」<br />
	　意外だと言いたげに少女の顔が上がる。真っ直ぐ澄んだ灰水晶の瞳が瞬いた。<br />
	「そうだよ、貴重だよ景ちゃん」<br />
	　膝に載せられた手に、自分の手を重ねて軽く引く。抵抗はなかったから少しは少女の気分は浮上しただろうか。それならば嬉し</p>
<p>
	い。<br />
	　けど期待とは裏腹に、手を払われてしまった。</p>
<p>
	「ううん、良い。あのね、冬さんあのね」<br />
	「はいはい？」<br />
	　首を傾げると、視界に彼女が後ろ手で掴んで引き寄せたクッションが見える。しまった、と思った。<br />
	　ぼすっ。至近距離で投げつけられたクッションは、投げつけたと言うより押しつけられたまま、顔から離れない。<br />
	「こういう時は怒ってくれて良いんだよ」<br />
	　ぐっと押す力が加わって、崩した姿勢。ソファから下りた少女が軽い足音で研究室の扉を開けて出て行ってしまう。<br />
	　クッションを顔から引き剥がした時に見えたのはその小さな背中が扉の向こうに消える姿だ。</p>
<p>
	「&hellip;&hellip;えーっと」</p>
<p>
	　彼女は時に理不尽で、でもどうしようもなく可愛い。</p>
<br id="NINJASELECTIONID" style="clear: both" />
<br />
<br />
<br />
＞機嫌が悪くて、八つ当たり？　な景ちゃん&hellip;&hellip;？？？]]> 
    </content>
    <author>
            <name>くまがい</name>
        </author>
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    <id>kumaguy.blog.shinobi.jp://entry/297</id>
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    <published>2012-08-13T16:02:37+09:00</published> 
    <updated>2012-08-13T16:02:37+09:00</updated> 
    <category term="Orijinal" label="Orijinal" />
    <title>常昼の国みたいな世界のお話</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	＞くまめも<br />
	<br />
	主人公は灰銀の髪の少年。電波塔に一人で住んでる。黄色人種。手先が器用。<br />
	<br />
	＞140字散文<br />
	<br />
	明日にはとんと忘れてしまっているのです。防波堤の一番高いところの縁を歩いて度胸試しなんてしようにも、一夜眠りを隔てれば元通りです。昨日は？と問うても何もなかったという。不思議でしょう？捲し立てる客に「何とも、それは不思議ですね」と相槌を打つ。それは別に珍しくもないことだったが。　<br />
	<br />
	熱砂を含んだ風を攪拌する天井のファンが軋む音だけが会話の合間を埋める。錆びた音だ。幾ら油を差しても直りやしない。「で、今日のご用件はそれですか？」問うと客は今までの笑みを消した。感情の抜けた能面顔で見詰めてくるので堪ったもんじゃない。「明かりを貰いに来ました」ほら、此方の方が余程<br />
	<br />
	余程不思議な話だ。外は未だ容赦ない太陽が全てをじりじりと灼いている。それなのにこの客と来たら明かりを貰いに来る。暮れることのない昼の世界なのに、だ。何に使うと聞くのは具合が良くなくて「招致しました」と答え、小さな箱を取り出した。そこには細かく砕いた太陽石の粉末が詰まっている。<br />
	<br />
	「分量お間違えない様に。火事になりますからね」注意すれば頷くだけ頷き、先程の世間話をした饒舌さはどこへやら一言も礼を言わず、古びた小銭をテーブルに置いて席を立ってしまう。「今後とも御贔屓に」蝶番の錆びた扉を押し開け出て行った影が無事に隣町へ着く頃、また誰かしら来るだろう。<br />
	<br />
	<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">「お祭り？」聞き慣れない単語だなぁ。そう呟けば苦笑が返る。常識だぞと一番電波塔から近い集落から時折ここに訪れる男が言った。「まぁ、集落で過ごさないから分からないか」「日蝕に祭りがある？」「そうそう。今度来ると良い。次の日蝕は&hellip;&hellip;」「二月と五日後」「流石、電波塔の術師様」</span><br />
	<br />
	<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">それは止せと言っても男は止めない。旧世代の遺物の電波塔は未だに遠方との情報交換に役立つ。メンテナンスを欠けば朽ちるが世話する人間さえいれば半永久的に動く代物だ。機械を弄る技術は無知な人間から見れば魔術師の仕業に映るのだろう。だからこそ付いた名が電波塔の術師。何とも恐れ多いことだ。</span><br />
	<br />
	<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">「じゃ、その頃に迎えに行くさ。一日くらい抜け出しても大丈夫だろう？」「どうでしょう。まぁ、こいつに世話になる人は今は大分少ないんけど」「決まりだ」男がにこやかに手を打ち、日除けの外套を羽織り直す。陽光に強い葦の一種と羊の毛を混ぜて織った布地は厚く、しかし陽を遮る上等な代物だ。</span><br />
	<br />
	<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">生活必需品を定期的に置いていく男が去れば、電波塔の居住スペースは一人静かな空間に逆戻りする。天井の錆びたファンが回る音が支配者だ。「祭り、か」呟き、随分遠くに見える小さな人影を眺めた。二月と五日後。常昼の中訪れる僅かな闇。それを思って目を閉じた。存外楽しみだ。</span><br />
	&nbsp;</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	＞会話ログの中の設定抜粋（ｋ：くま、ｓ：saiさん、ｎ：にしきさん）</p>
<p>
	ｋ：常夜国って結構ありますが反対はあまりないかなと思って＾＾＾　自分で書くとなると難しすぎるですが、こういう世界観が大好きで大好きで。<br />
	ｋ：季節は巡るので夏の一等日差しが強い時には日除けの薄紗を路地や建物、窓全てに掛ける町があるとか。全く日を通さない一室が必ず建物の中にあるとか。流氷を圧縮して閉じこめた氷細工の首飾りは夏の間、熱を逃がすのに重宝するけど、一夏限りとか。<br />
	ｋ：日蝕の日は密やかな薄闇のお祭りがあって、大祭と呼ばれるけど正確な日時までは読めないとか。<br />
	ｋ：いつもはかんかんに照ってる町もどこか違った雰囲気で＾///＾　本貴重品ですかね。確かに褪せてしまいそうだから、すごく厳重に保管されていそう。その代わり、お湯とかは全部太陽の光で賄うんです。色素の来い人種が多そうだなぁ&hellip;（笑<br />
	ｋ：常昼の世界でもアルビノ種は存在していて月光花という洞窟に群生する花の光で生きてる。彼らは外では生きられないから行商人が集落を訪れて貴重な工芸品をやりとりするとか？電波塔の主である主人公は灰色の髪の男の子だけど白人種じゃなくて黄色人種。手先が器用で電波塔のメンテして一人で生きてる。<br />
	ｋ：<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">折角だから行方不明な感じでも良いのかなぁと。褐色の肌の人間が多くて、黄色人種の殆どは山の麓、丁度山の陰が出来る中立地帯に小さな集落を作って暮らしているとか。専ら集落を渡り歩く行商は肌の強い褐色な感じの方々ばかりとか。風が楽器っていいですねぇ&hellip;</span><br />
	ｋ：<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">同じように氷を閉じこめる職人もどこかにいるのだけど、彼らは冷たさにも強くなければならないのかな。と。</span><br />
	<br />
	<br />
	ｓ：ふと考えたんですがいつも昼だと暗くする為の何かが必要そうですね。焼かれないように、とか照らさないように、とか<br />
	ｓ：年に一日日蝕の日があって、その薄闇で咲いた花は光を寄せ付けない、とかも。人々は枕元にその花を飾って寝るってのは？<br />
	ｓ：日蝕の日はどこかで必ずやってるお祭り。日陰に何処かから楽器の音が響いてくるって良いですね。町によって少しずつ違うけれど、共通してるのは日蝕の日っていうこと。ふと思ったんですが、本が貴重品に・・・？（日焼け的な問題で）<br />
	ｓ：たーしかーにｗ褐色肌天国。紙類はきっとペンに細工がしてあって、さっきの日蝕の花の茎にインクを付けるんですよ。だから羽ペンじゃなくて花ペン。強い光に当たり続けても褪せないペン（だけど水に弱い）。<br />
	ｓ：<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">ナショナリティあっちこっちで行方不明なのも良いですね。光と闇に太陽の熱や極地の氷を閉じ込めて留めておけるなら、電気や風も出来そうですけれど。風はきっと楽器ですね。<br />
	ｓ：<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">風を閉じ込める人々はきっと高山に住んでますね。谷間を抜けた風が直接吹き付けてくる場所の木や石を使って楽器を作るんですきっと (&acute;&forall;｀*)褐色の行商人は物凄い健脚ですねえ</span></span><br />
	&nbsp;</p>
<p>
	ｎ：常昼の世界なら、日光を避けるために洞窟とか地下で生活してる民族とかもいるのかなとか。その人たちは色が白くて日の光に弱い。雨や曇りで日の陰ったときや日蝕の日に外に出てきて、洞窟の中で採れる鉱石とか作りためた工芸品とかを売ったり、洞窟では手に入らない生活に必要な物を買ったりする</p>
<p>
	<br />
	140字文</p>
<p>
	saiさん：風にのって聞こえる楽器の音と薄暗い空。今日は日蝕。今まで訪れた何処の場所でも、年に一度の薄暗闇は祭りの日。道端の明りはこの日しか輝かない。並べられた一つを取って覗いていた男は、この灯火の業者だという。何で光らせているのかと問うと、太陽石を砕いて入れているのだそうだ。（旅人の手記）</p>
<p>
	&nbsp;saiさん：&nbsp;<span style="widows: 2; text-transform: none; text-indent: 0px; display: inline !important; font: 13px/17px 'MS PGothic'; white-space: normal; orphans: 2; float: none; letter-spacing: normal; color: rgb(0,0,0); word-spacing: 0px; -webkit-text-size-adjust: auto; -webkit-text-stroke-width: 0px">宿の相部屋で洞窟族の者と会った。日蝕の行商に来ていたらしい。全身を黒い布で覆い黒硝子の眼鏡で眼も隠す風体の下は白い肌に赤い眼だと初めて知る。食事ついでにこの旅で見聞きしたことを聞かせると、彼は花の形をしたアクセサリーをくれた。月光花という名で、最も大事なものだという（旅人の手記）</span></p>
]]> 
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            <name>くまがい</name>
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    <published>2012-08-02T16:44:02+09:00</published> 
    <updated>2012-08-02T16:44:02+09:00</updated> 
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    <title>柔らかな午後と甘いキャンディ </title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	　呼吸することさえ下手な大人だった。そんな大人は時を経て邪魔をすることに関しては本当に上手くなった。にこにこと笑みを浮かべて、血色の悪い白い指先が与えたのは奇抜な色紙に包まれたキャンディ。<br />
	　その一つを手の平に落とし、自分の分の包み紙を摘んで、血色の悪さと相まった酷く赤い舌先がキャンディを攫っていく。<br />
	　自分は、そのキャンディの行方を追っている。<br />
	「レイムさん？　眉間に皺寄ってますヨ」<br />
	「誰のせいだと思ってるんだ、誰の」<br />
	「私のせいですネ」<br />
	　溜まりに溜まった報告書の手伝いを申し出たのは友人としての善意だったのに。少しだけ驚いた顔をして、次にいつもの笑みを浮かべて一緒に執務室に入ったまでは良かったのに。<br />
	　一向に進まない報告書に手を焼いている現状に午後の陽気は毒にしかならない。<br />
	　大きく取られた窓からは緩やかに忍び寄る午睡の気配。陽光の下だと殊更分かる血色の悪さが眉間の皺を更に深くする。<br />
	　その男にしてはすらりと伸びた指が回す羽ペンの軸の切っ先。弧を描く軌跡を止めるために伸ばした腕は呆気なく相手に絡め取られた。羽ペンと共に腕を解放されて溜息を吐く。<br />
	「頼むから仕事してくれないか」<br />
	「してるじゃないですか。失礼な人だなレイムさんは」<br />
	「こっちは自分の仕事を後回しにお前の報告書を手伝ってやってるんだ！」<br />
	「ええ」<br />
	　思い切り机に手の平を打ち付けて上がった音と同時に吐き出した不満を、たった一つの相槌で流された。ふっと笑む表情はいつも浮かべている笑顔とは性質が異なり、口を噤む。<br />
	　この大人が上手くなったことの一つにこういった遣り取りがある。<br />
	　出会った後数年は内面を取り繕う余裕など欠片もなく、むき出しの感情に良く八つ当たりされたというのに。<br />
	　今じゃ感情を奇異な仕種と口調で誤魔化して奥底に沈めてしまう。</p>
<p>
	「ザークシーズ」<br />
	「ハイハイ？」<br />
	「疲れてるんだな？　お前」<br />
	「&hellip;&hellip;はい？」</p>
<p>
	　ぱちり。隻眼の赤が瞬き、作られた表情が落ちる。<br />
	　伸ばした手の行方を今度は阻む気配がない。触れた血色の悪い頬は、見た目が与えるまま冷たく、矢張りと内心歯噛みした。この大人が上手くなったつもりで、長い付き合いになる自分に全く通用しないものがある。我慢だ。どうせ見通す。だから自分の前では無理などしなくても良いのに。手の甲に重ねられた白い指先はもっと冷たい。<br />
	「粗方は終わらせてやるから、お前は少し寝ろ」<br />
	　本来なら報告書が苦手とはいえ、ここまで溜めることもないだろう。<br />
	　最近騙されそうになるが元は真面目すぎる性分の、このどうしようもない大人は、机に自分の許容量を超える分を残してしまうほどに忙殺されたのだ。<br />
	　ぱちぱちと繰り返される瞬き。そっと離れた指が掛けられた小さな鞄へと伸びる。中を満たすのはいつだって甘味の類だ。器用に摘み上げた先程とは違う包み紙のキャンディを何個か机の上に落とし、ザークシーズは笑った。<br />
	「本当に君はどうしようもないお人好しだ」<br />
	「そうだな、私もそう思う」<br />
	　くすりと笑みが落ち、素直に踵を返した姿が、そのまま部屋に誂えてあるソファへと沈む。音が殆ど無い、奇矯な言動とは対角にある洗練された騎士としての一端を垣間見せる動きだった。ソファからはみ出る彼の上着が緩やかに床に着くのを見届ける。<br />
	「それじゃ、少しだけ寝ますカラ」<br />
	「ああ」<br />
	「後で文句言わないで下さいヨ」<br />
	「ああ」<br />
	「おやすみなさい」<br />
	　狭いソファの上で器用に寝返りを打ち背もたれの向こうに顔を隠す姿と、不釣り合いな机上に落とされたキャンディを交互に見遣る。まだ、先程寄越されたものでさえ口に放り込んでいない。<br />
	　ただ自分は、凡そ血の通っていることを疑うほど血色の悪い顔で唯一、熱を帯びたあの赤い舌先に攫われたキャンディの行方を思う。<br />
	　細く折れそうな身体に吸収され糖分に成り果てた、わざとらしい甘味の味はまだあの舌に残っているだろう。<br />
	　告解の如く囁かれた言葉と共に。</p>
<p>
	　――でもね、寝る時間が惜しくて堪らない。<br />
	　　　私の未来は死に絡め取られているのだから。</p>
<p>
	　同じような言葉を聞いたことがある。それはまだ自分が幼い頃。レイズワースに逗留していた頃。</p>
<p>
	<br />
	＊＊</p>
<p>
	　気に入らない。気に入らない。何が気に入らないのか分からない。<br />
	　レイムは荒い足音を隠すことなく、宛がわれた部屋に向かう。バタンと乱暴に扉を閉め、ベッドにそのまま沈み込んだ。窓の外はまだ明るくて、本当はやることもある。でも今はそんな気分になれなかった。<br />
	「なんだっていうんだ」<br />
	　弱々しい声が口をついた。出てしまえば後はもう済し崩しに愚痴がぽつぽつ出てしまう。独り言のそれは部屋を満たし、ゆっくりと静けさに変わっていくのだ。その沈黙が痛い。<br />
	「私だって、別に居たくて居るんじゃない」<br />
	　愚痴が弱音にまで行き着いた。滲んできた涙で視界が歪み、慌てて目を擦る。邪魔になった眼鏡を脇に置いて、枕に顔を埋めた。ぐすっと鼻を鳴らし落ち着くまで待つ。ああ、何で自分がこんな思いをしなきゃいけない。<br />
	「というか大人げないんだ。子ども相手に」</p>
<p>
	　主の使いで訪れたレイズワース家にお世話になることになった経緯は、大抵の使用人が聞くと同情するほど理不尽で身勝手な話だ。主曰く文の返事を貰うまで帰ってくるな、である。幼いレイムはレイズワース家の当主であるシェリルが文を読み終えた後、消え入りそうな声で「お返事を頂けないと、私、家に戻ることが出来ません」と告げた。穏やかな笑みを浮かべるシェリルが、一瞬目を瞠る。そして良いことを思いついたと手を叩いた彼女は無邪気だった。そして朗らかに一言。「だったら暫くここにいたらいいわ」。<br />
	　その後はあれよあれよと部屋まで与えられ、子どもにも出来る雑用をしながらレイズワース家で過ごしている。余所者のレイムを疎ましく扱うものは一人もいなかった。歳の近い当主の孫娘には懐かれ、孫娘の母君も優しい。いい人達ばかりだ。<br />
	　――あいつを覗いて。</p>
<p>
	　思い出したら腹が立ってきた。本当に大人げない大人だ。威嚇だろう、ぶつからないよう投げつけられたインク壷が勿体無いと思った。結構な誂えのもので、自分で買うとなったら何年働かねばならないだろう。<br />
	『傷が開く、そんなに自分を痛めつけても意味がないだろう？』<br />
	　純粋な心配からだったのに。<br />
	　光が差し込むと、病的な白さと細さの男の髪は不思議な色彩を纏う。レインズワース家が守る&rdquo;扉&rdquo;の前にある日突然現れた男は名を暫く名乗りたがらなかった。見つけたのは自分と当主の孫娘のシャロンだ。黒い外套、黒い礼服、血に塗れた白い身体。手負いの獣みたいな男は、保護されてからと言うもの大体がぼんやりと窓辺で過ごしている。<br />
	　普段は大人しい。無気力と言うべきか。そんな男は突然発作を起こしたように、負った怪我をほじくり返す。失ったばかりの眼球をまた抉るようにする。その男にしては細くて綺麗な指先で。今日もまたそんな状態で。偶々見つけたのがレイムで。そして、先程の言葉を掛けた。<br />
	　幼い子どもに掛けられた言葉に男は激昂した。大人らしくなく、途中からは何を言ってるのかも聞き取れなくなっていく。しかし投げやりに最後に吐き捨てられた言葉だけは聞き取れた。そして聞いた瞬間、咄嗟に手にしていた書類を男に投げつけてしまった。<br />
	「馬鹿、&hellip;&hellip;なんで死にたかったとかいうんだ」<br />
	『どうせ私が死んでも誰も困らない』<br />
	　その言葉が悲しかった。<br />
	　多分放っておけば彼は死んだのだ。発見が遅くても死んだ。偶然でも直ぐに見つけられたことを良かったと思ったのに。全て否定する態度が耐え難かった。彼が救えなかったという主人の代わりには誰も何もなれないだろう。けど新しく彼が生きるための何かを、彼はここで見つけられるんじゃないかと。見つけられた良いと願っている。<br />
	　今もだ。<br />
	「ばか、馬鹿ザクス」<br />
	「悪かったよ」<br />
	　ぐすぐすと鼻を啜り漏らした悪口に返事が返った。<br />
	　慌てて眼鏡を取り、掛けて、扉の前に気配もなく佇む影を見詰める。色素が薄くて、顔色は決して良いとは言えなくて、端正な顔立ちだが今は半分包帯に覆われている男の姿を。<br />
	「&hellip;&hellip;え？　え、いつ」<br />
	「今。一応ノックはした。ただ&hellip;&hellip;声が返ってこないのに気配はするし&hellip;&hellip;その、何かあったのかと」<br />
	「何もない」<br />
	「ああ。その、&hellip;&hellip;すまなかった。少し苛立っていて、お前に八つ当たりした」<br />
	　いつ入ってきたのか分からなかった。でもその理由は何となく分かる。ゆっくりとベッドに近づく足音は注意しないと聞き取れない。<br />
	「助けて貰って、あの言い分はなかった。本当にすまない」<br />
	「それ、&hellip;&hellip;誰かに言われて来たのか？」<br />
	　そっと差し出されたのは先程男に投げつけた書類だ。受け取ると困った様に視線を彷徨わせる男を見詰める。小さく口を開き、何かを言いかけて、閉じる。二度繰り返した後、男は溜息を漏らした。<br />
	「ああ、シェリー様とシャロンに」<br />
	「ザクスは」<br />
	「うん」<br />
	「まだ死にたいと思ってるのか」<br />
	「&hellip;&hellip;よく分からない」<br />
	「分からないなら死にたいなんて言うな」<br />
	「ああ、すまない。ただどうして生きているのかと思う時があるんだ」<br />
	　ベッドに男が腰掛ける。涙を乱暴に拭ったレイムの目許に気付いて指が伸びた。先程自分自身を傷つけた指とは思えない優しい手付きで。<br />
	「私は、やることがあるんだ。&hellip;&hellip;これでも多分」<br />
	「なら」<br />
	「でもそれは救えたら、の話だった。救えなかった私は、どうして自分だけ生きて、暖かい場所を分け合って貰えるのか分からなくなる。そうすると苛立って訳が分からなくなるんだ。&hellip;&hellip;お前にこんなこと言っても仕方ないけれど」<br />
	　それがレイムを傷つけた免罪符にはならない。男がそう言う。<br />
	「生きてるから、だ。それでお前を嫌いじゃないから、だ」<br />
	「&hellip;&hellip;え？」<br />
	　暖かい場所を与えられるのは、間違いなく彼が生きていて、そうして彼を少なからず悪くは思わないからだ。深い傷が癒えるには時間が掛かるのだから。それなのに惜しみなく与えられる暖かさを受け取れない男は実直だ。そして不器用だ。<br />
	「だからもう死にたいというのだけは止めてくれ」<br />
	　絶望は波打って何度も何度も抗いがたく彼を襲い苦しめるだろうけど。<br />
	「息が止まりそうだ。&hellip;&hellip;私まで」<br />
	「レイムまで？」<br />
	「そう。私まで」<br />
	　ひたり。片方しかない真紅の瞳に視線を合わせると、首を傾げた彼が緩やかに口角を上げた。<br />
	「それは良くない。命の恩人まで殺したとなっては流石に人でなしになりそうだ」<br />
	「子ども相手に本気で怒って物を投げつけてくる時点で、割りと片足突っ込んでるぞ」<br />
	　ふふ、と相手が笑みを零す。初めてではないかもしれないが、こんな風に穏やかに笑った顔を初めて見た。<br />
	　でも落とされた言葉に胸が締め付けられる思いがした。彼はこんなにも苦しいと、レイムは思う。</p>
<p>
	「有り難う、レイム。でも、私はたくさん殺しすぎて、奪いすぎて、未来はもう死に絡め取られている」</p>
<p>
	　――だから、そこまで気に掛けなくて良い。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	＊＊</p>
<p>
	「レイムさん、レイムさん」<br />
	「&hellip;&hellip;うん？」<br />
	　肩を揺さぶられて、意識が浮上する。穏やかな午後の陽気に当てられてうとうとしていたらしい。白い手がひらひらと目の前で振られた。<br />
	「起きてます？」<br />
	「お前はちゃんと休めたか？」<br />
	「ちょっと、質問に質問で返すのは失礼ですヨ。おかげさまで少し楽になりました」<br />
	　にこり。笑う笑顔に、今し方見ていた夢の延長を描く。背中にまで伸びていた髪は邪魔だと言ってばっさり切り落としてしまった。あれだけ衝動的に繰り返した自傷行為も無い。隠していた甘味好きも隠すことを止めて。色々変化した中、ただ色の白さだけ、線の細さだけは全く変わらくて。<br />
	「レイムさん？」<br />
	　白い手を取る。相変わらず冷たい手だが、休憩を取る前よりは余程良い。それを額に押しつけてレイムは目を瞑った。<br />
	「お前が、変なことを言うから」<br />
	「ハイ？」<br />
	「昔の夢を見た。最初の喧嘩の時の」<br />
	「ああ、貴方ってば本当に昔っから怒り方変わらないですヨネ」<br />
	　思い出したのだろう。心底楽しそうに笑う声が、耳を擽る。昔より笑う様になった。ちゃんと笑える様になって、でも矢張りあの時抱えた絶望も闇も彼の中には根を張っている。だから心配で仕方ない。<br />
	「誰のせいだ、誰の」<br />
	「でも前より怖くなったかなぁ」<br />
	「え？」<br />
	「レイムさんには昔から敵いません」<br />
	　パンドラ最強と謳われる男の口が、本当に敵いませんと繰り返す。少しだけ拗ねた響きさえ含んで言われれば。<br />
	「ああ、だってお前は昔から手が掛かるから」<br />
	「小さな子どもだったくせに」<br />
	「その小さな子どもに面倒見られてたくせに」<br />
	「&hellip;&hellip;そんな昔のこと、忘れました」<br />
	　戦況が悪いと視線を逸らされ、机に転がるキャンディに気付いた指が摘み上げた。眠ってしまう前に机に落とされたそれらは一つを除いて手つかずだ。最初に貰った一つだけが小さな欠片になって口内に残っている。<br />
	　器用に包み紙を外す手が、白と毒々しい赤いキャンディとの対比を見せて目の前に差し出す。甘いその塊を。<br />
	「ザクス？」<br />
	　口を開けた瞬間放り込まれたキャンディは、目の前の男が好む甘すぎる果実の味。<br />
	　かりっと歯を立てると、勿体無いと笑う。優しい笑みの中に、矢張りやりきれない絶望がある。</p>
<p>
	　だから思う。<br />
	　もう一つと摘み上げた白い手が、白い顔で唯一熱を感じさせる赤い舌先が攫うキャンディの行方を。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	（その甘さが少しでも孤独を誤魔化せるのなら）<br />
	（そうやってずっとずっと誤魔化されてしまえば良いのに）<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	＞＞改稿、付けたしぽぽいのぽい！</p>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>くまがい</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>kumaguy.blog.shinobi.jp://entry/295</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kumaguy.blog.shinobi.jp/orijinal/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%8D%E5%8F%B0%E3%83%A1%E3%83%A2" />
    <published>2012-06-21T16:30:18+09:00</published> 
    <updated>2012-06-21T16:30:18+09:00</updated> 
    <category term="Orijinal" label="Orijinal" />
    <title>キャラ設定たたき台メモ</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[企画お邪魔する用の。<br />
<br />
<br />
<br />
<p>
	ぴすわん　設定</p>
<p>
	・人間、エトワール、痣は右（利き腕）手首<br />
	・18歳<br />
	・隣国に嫁いでいた母が離婚して自国に戻ってきた際（3歳時）エトワールの能力が現れる。<br />
	・母の実家に戻ってきたが、エトワールの力が現れてしまったため、家中で疎まれ母親と二人「細民窟ルイン」のアパルトメントの一室で生活していた。<br />
	　母親は12歳の時に病で死去。その後、食いつなぐため、色々な雑用をこなして生活していた。<br />
	　「迷いの森スピラーレ」に群生する魔法薬に必要な薬草は、金になるため、奥の手として時々スピラーレに一人で行き、薬草を持ち帰り売っていた。ただしあくまで最終手段（迷いの森はエトワール以外迷ってしまう。周囲にエトワールだとばれてしまう可能性が高いから）<br />
	・身売り経験あり。外見が華奢で中性的なので女装した上で、が主だった。今は足を洗っている。(14半ば～クレセント移住前くらいまで）<br />
	・17歳に「市民街クレセント」に移住。<br />
	　ルインに住んでいた頃、顔見知りになった老人の雑貨屋「ナハティガル」を手伝う形で店の上に住まわせて貰っている。<br />
	　老人が半隠居状態なので店主代理。<br />
	・識字については母親が良家の出なため、難しい文学書がさらりと読める程度までは知識有り。<br />
	　ただ学問を専門的に教わったわけではないので（母親が基本的知識は与えている）専門書は読めても理解は出来ない。<br />
	　魔法薬に必要な薬草の知識は、生活のためとしてある程度理解している。<br />
	・白鳥・黒鳥ともに余り好んではいない。<br />
	　（エトワールとして狙うという意味では同意義だと思っていて、親子で苦しい生活を送らなければならなかったのも彼らが起因してるところが大きいからと考えている）<br />
	・酒も煙草も嗜んだことがある。</p>
<p>
	・真紅の髪、青紫（アイオライト）の瞳<br />
	・172cm。成長期に食生活が良くなかったため体格は華奢。顔立ちは中性的。<br />
	・名「エレン(Ehren)」姓は「クヴェルクローネ（Quellekrone）」。泉（Quelle）+王冠（Kurone）<br />
	　姓は母方のもの。名乗ることは殆ど無い。<br />
	・9月7日生まれ。</p>
<p>
	・仕事をしている時の一人称は「私」、プライベートでは「俺」。<br />
	　二人称は「あなた、あんた」が主。<br />
	　ルインで育ったため、言葉遣いが余り宜しくなく自覚あり。気を付けて喋ってる節がある。</p>
<p>
	・母親の名前「ナターリエ」</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<br id="NINJASELECTIONID" style="clear: both;" />
たたき台だけどこんな感じ。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>くまがい</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>kumaguy.blog.shinobi.jp://entry/293</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kumaguy.blog.shinobi.jp/orijinal/%E6%9F%90%E7%B2%BE%E9%9C%8A%E4%BC%81%E7%94%BB%E6%A1%88%EF%BC%92" />
    <published>2012-04-17T10:18:43+09:00</published> 
    <updated>2012-04-17T10:18:43+09:00</updated> 
    <category term="Orijinal" label="Orijinal" />
    <title>某精霊企画案２</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[二人目、炭酸水の精霊の設定とか案とか。<br />
<br />
<p>
	ナナ【nana】</p>
<p>
	炭酸水の精霊。炭酸水（炭酸飲料も天然の炭酸水も含む）の精霊。夏や暑い日にふわっと姿を現すことがある。彼女の中でお気に入りはラムネ（ラムネ玉が可愛いから）<br />
	すかっと爽快な感じが好き。<br />
	<br />
	名前の由来は「Lemonana」（砂糖入りレモン水）から。<br />
	ラムネはレモネードが日本訛りしたもの。<br />
	<br />
	髪：緑っぽい青っぽいどっちつかずな感じ。<br />
	瞳：黄色？っぽいそんな感じ。</p>
<p>
	一人称：わたし<br />
	二人称：きみ<br />
	<br />
	&nbsp;</p>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>くまがい</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>kumaguy.blog.shinobi.jp://entry/292</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kumaguy.blog.shinobi.jp/%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E3%83%91%E3%83%AD/%E3%81%A6%E3%81%8C-%E3%81%BF%E3%81%B0%E3%81%A1%EF%BC%9F" />
    <published>2012-03-13T15:54:08+09:00</published> 
    <updated>2012-03-13T15:54:08+09:00</updated> 
    <category term="博物館パロ" label="博物館パロ" />
    <title>てが/みばち？</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	「あぁんもう！」<br />
	　長いマフラーをぐるりと巻いた少女が悪態を吐く。大きな鞄を提げ、暗闇に自分の影がまた濃く闇を落とす。そんな夜の世界で少女は大きく溜息を吐いた。<br />
	　本当は引き受け拒否でもしたら良かっただろうか。<br />
	　幾らなんでもお取り扱い出来ないものですとか言えば良かっただろうか。<br />
	「無理じゃん」<br />
	　抱えた荷物を見下ろして呟くと少女は歩く。<br />
	　送料に掛かる切手代は不備もなく揃っていた。小柄な少女が抱えるのがやっとの薄い布に覆われた荷物は、彼女の視界を遮ってしまうほどだ。<br />
	　ほとほと暗い道の、安定しない足下さえ見えない。<br />
	　もしここで襲われたりしたら溜まったものじゃない。<br />
	（挙げ句、日付指定まで。生ものですって）<br />
	　荷物に貼られた切手の金額が法外に近い高額なのは、集荷先の注文で理解した。<br />
	　頑張って順調に全行程を進んで何とかこなせる日数。荷物を抱え直して少女は大きく悩む。<br />
	「こんな時こそ速達便の出番じゃないの&hellip;&hellip;」<br />
	　折角あるんだから。<br />
	　確かに捕まえるのは難しいけど。<br />
	　徒歩や馬車で移動する自分よりは余程早い。その鉄の単車を駆る配達人は。</p>
<p>
	「来てくれたって良いじゃん」<br />
	「テガミバチが荷物になる気か？」<br />
	「へ？」</p>
<p>
	　突然暗がりの岩場の上から声がした。<br />
	　振り仰ぐと人影がある。<br />
	「&hellip;&hellip;あ！　ローランサンじゃない！」<br />
	「お前。要請出したろ。近くだったから待ってたんだ。俺は暇じゃないんだぞ」<br />
	「僕だって暇じゃないよ」<br />
	　軽い身のこなしで岩場から降り立ったのは白銀の髪を持つ少年。<br />
	　呆れた様子で少女の腕から荷物を奪い取る。しげしげと伝票と切手を確認し、その後少女を見下ろした。<br />
	「待てば良かったのに」<br />
	「だってお願いしますって言われたから」<br />
	　集荷の時に断ろうとは思ったのだ。<br />
	　これは普通の便じゃ扱いが難しすぎる。だから要請を出しておくから速達便を使えと。何度か言おうとして、差出人の足下隠れるようにして様子を窺う子どもが「おねがいします」と言うものだから。つい断ることが出来なくて。<br />
	「ま、良いけど。次の配達先と方向が一緒だから乗せてく」<br />
	「本当？」<br />
	　少女の声が明るさを取り戻す。少年が苦笑した。<br />
	　片手で少女が両手で抱えていた荷物を器用に運び、岩場を上っていく。<br />
	　それに続いた少女が見たのは、暗闇の中。微かな光をはじき返す鉄の単車。暗闇の荒野を自在に走る疾風の術。<br />
	「持って」<br />
	　ぽいっと腕の中に荷物を渡され、慌てて受け取る。<br />
	　鉄の単車に跨った少年が「後ろ」と言った。心得たように荷物を取り落とさないよう固定して少女は少年の後ろに収まる。<br />
	　かちり。と回されたベルトが金具で繋がれた。<br />
	「飛ばすから、舌噛むなよ」<br />
	「はぁい」<br />
	　ぐっと掛かる重力。<br />
	　慣れない感覚に少年の上着を掴むと、少しだけスピードが緩んだ。肩越し振り返る少年が苦笑する。<br />
	「ごめん。ついいつもの癖で」<br />
	「ううん。大丈夫。ありがとね。これで枯らすことなく届けられそう」<br />
	　ふふと少女が笑い返すと、ハンドルを握り直した少年がまたスピードを上げた。<br />
	　</p>
<p>
	<br />
	＞＞なんか、掴めなくて続かない！＞＜<br />
	　　　ごめんね&hellip;&hellip;！</p>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>くまがい</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>kumaguy.blog.shinobi.jp://entry/291</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://kumaguy.blog.shinobi.jp/t-b/fa-te%E3%83%91%E3%83%AD%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%8E%E5%AE%B9%E6%98%93%E3%81%8F%E8%B7%AA%E3%81%8F%E7%BD%AA%E7%A7%91" />
    <published>2012-03-06T10:02:18+09:00</published> 
    <updated>2012-03-06T10:02:18+09:00</updated> 
    <category term="T&amp;B" label="T&amp;B" />
    <title>Fa/teパロ　１．容易く跪く罪科</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p>
	　それは水銀。<br />
	　とろりと蝋燭の灯りを内包し、ゆるゆると滑らかな曲線を描き、円環を示す陣は魔力を注ぎ込まれ、煌々と浮かび上がる。<br />
	　小さく喉を鳴らしたイワンは利き手を上げた。陣を描くのは何も血でなくとも良い。要は一滴の血と術者の魔力を注ぎやすい媒体を選べば良いのだ。<br />
	　風が吹いた気がした。否、魔力が陣を介し流出し帰化する。定理に因り増幅されるエネルギーが白銀に似た髪を揺らす。</p>
<p>
	『素に銀と鉄。礎に石と契約の大公、祖には我が大師シュバインオーグ&hellip;&hellip;』</p>
<p>
	　定型句。定められた依り代に導かれ、形成される、その、</p>
<p>
	『降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ』</p>
<p>
	　古びた本に書かれるは簡易な方陣。それ以外は口にする韻文のみ。余りにも簡易な術式形態にイワンは首を傾げたものだ。<br />
	　仕組みは分かる。英霊召喚と大それた言い方をしても、それは代行召喚に過ぎぬのだ。<br />
	　召喚は既に為され、術者は唯、現世に呼び留められた英霊と一つの依り代を持って契約を果たす。</p>
<p>
	『閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。<br />
	　――繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する』</p>
<p>
	　ちり、と手の甲が疼いた。<br />
	　召喚陣から溢れる魔力の奔流に合わせ、白い手を嘗めるかのように赤い文様が浮かび上がる。</p>
<p>
	『――――告げる』</p>
<p>
	　令呪。<br />
	　白い肌に禍々しく浮かび上がった契約の依り代が光を纏う。<br />
	　いよいよ召喚の収束に向け、魔力の奔流がイワンの細い身体を襲った。蹈鞴を踏む。<br />
	　<br />
	『告げる&hellip;&hellip;！』</p>
<p>
	　視界を光が支配していく。<br />
	　脳裏に浮かんだのは、悲しげな笑顔だった。出来れば重すぎる責務を背負わせたくないと嘆いた母の。</p>
<p>
	『汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に、<br />
	　聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ』</p>
<p>
	　でもそんなのは無理だ。<br />
	　最初から分かっている。この土地の魔術師として根ざすカレリン家の長子として生まれたからには、この運命から逃れられないと幼い頃から理解していた。受け入れていた。</p>
<p>
	『誓いを此処に』</p>
<p>
	　それでも。<br />
	（怖いものは、怖いけど）</p>
<p>
	『我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。<br />
	　汝三大の言霊を纏う七天、』</p>
<p>
	　最後の一句を口にしてしまえば戻れない。<br />
	　血塗られた戦いに投じることになる身に、震えが走った。<br />
	　臆病な自分は、出来れば時が満ち巡るのが当世でなければ良いとさえ思っていたのだ。</p>
<p>
	『抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――！』</p>
<p>
	　行使となる呪を口にする。<br />
	　途端、膨れあがった魔力が一点に収束していく。強い衝撃を受け、腕で顔を庇う。目映い光が視界を奪った。<br />
	　カツン。石床を叩く踵の音。無人だった工房に降り立った神々しさを纏う気配。</p>
<p>
	　――ああ、もう戻れない。今までの平穏な日々には。<br />
	　<br />
	　イワンは瞳を閉じ覚悟する。これから待つのは殺伐とした闘争の日々だ。</p>
<p>
	「令呪の導きにより召喚に応じ参上しました」</p>
<p>
	　ふ、と。冷涼な声が耳朶を打つ。それはイワンの想像と違う威圧的でも仰々しい物言いでも無く、どこか親しみのある丁寧さの声音だった。<br />
	　顔を庇っていた腕を下ろし、開けた視界の先に浮かぶ人影を見る。<br />
	　すらりとした均整の取れた体つきの青年が、イワンを見ていた。</p>
<p>
	「貴方が、僕のマスターですか？」</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	<br />
	　自分が未熟だというのは重々承知だった。<br />
	　前当主だった父が早逝し魔術協会での恩恵が薄く、英霊召喚における媒体も用意出来なかったのもあるかもしれない。<br />
	　あるかもしれないけれど。<br />
	「&hellip;&hellip;あの、それじゃ、あの」<br />
	　これはあんまりだ。とイワンは内心嘆いた。<br />
	　工房から小さな応接間へと移動した二人は、早速、互いの名を明かそうとしたのだが。<br />
	「ええ。そうです。僕は英霊は英霊ですが未来の存在です。貴方がいるこの時代には存在していません」<br />
	　まろやかな金髪の美丈夫は、口篭もるイワンを不思議そうに観察し、しかし確実にイワンの不安を抉った。<br />
	　なんでまた、そんな存在を召喚してしまったのか。<br />
	　抑も召喚対象となる英霊に未来の存在が含まれるなんて聞いたことがない。<br />
	　もしかしたら間違ったのだろうか。<br />
	　陣の描き方？　媒体？　それとも召喚句？<br />
	　地下の工房で行った術式過程を顧みても、思い当たる節がなかった。ということはやっぱり未熟さと凡才ゆえの事故か。<br />
	　元々無茶だとは思ったのだ。<br />
	　魔術師の家系ではあるが、父が幼子の頃になくなり、残された書物と道具はあったが、ほぼ独学で魔術を身につけた自分には。<br />
	「ですからね」<br />
	　ぐるぐると纏まらない頭がネガティブ思考に染まりかけるのを、留めるように金髪の偉丈夫は指を立てて片目を瞑る。<br />
	「誰も知らないわけですから、弱点を知られずに済みますよ」<br />
	　ふふ、と笑みを零す英霊にイワンは言葉を飲み込む。<br />
	　同じ事を考えていたのに、真逆を言われ、まじまじと召喚したサーヴァントを見た。<br />
	「でもまぁ、人前で名を呼ぶならクラスの方が良いでしょうね。アーチャーと呼んで下さい」<br />
	「アーチャー&hellip;&hellip;？　得手は弓なんですね？」<br />
	　英霊は与えられたクラスの座に縛られ召喚される。そしてクラスにより、得手は異なる。<br />
	　アーチャーと言うからには弓、或いはそれに準じた宝具を持つ名手であるのだろう。<br />
	　首を傾げたイワンに、しかしながらアーチャーは困ったように笑った。<br />
	「いえ、何と言えば良いんでしょうね。僕、弓は使えないんですよ」<br />
	「&hellip;&hellip;はい？」<br />
	「ま、しっくり来るのがなかったからここで良いか状態だと思います」<br />
	　なにそれ。そんなの聞いたこと無い。<br />
	　矢張り間違えたんじゃないだろうか。抑も聖杯戦争に参加すること自体、大間違いだったんじゃないだろうか。<br />
	　頭を抱えたくなるイワンとは裏腹に、ソファに腰掛け足を組んでいたアーチャーが音もなく立ち上がった。<br />
	　目の前に立つ気配に、はっと顔を上げる。<br />
	「何はともあれ。これから僕と貴方はお互い命を預け合うパートナーですから」<br />
	　鮮やかな緑の瞳が笑む。<br />
	　イワンの利き手を取り、無駄の一切無い洗練された所作で身を折る姿に目を奪われた。</p>
<p>
	「バーナビーと言います。宜しくマスター。お名前は？」</p>
<p>
	　英雄が昇華された英霊の身でありながら、一介の魔術師に跪いた事実に慄く。<br />
	「ちょ、っと」<br />
	　慌てて視線を合わせるように膝をついた。きょとんと目を丸くする表情はどこか幼さを感じた。<br />
	　整った顔立ちのアーチャーに真っ直ぐ見詰められ、恥ずかしくなり俯く。小さく「あの」と言った言葉は届いたろうか。<br />
	「名前、教えて下さい」<br />
	「イワン&hellip;&hellip;。イワン・カレリンです」<br />
	　イワン。小さく口の中で転がすように名を呼び、アーチャーは笑む。<br />
	　それは見た者を蕩かすような笑みだった。召喚陣から現れた時も思ったが、綺麗で格好良い人だ。同性であっても魅了する存在感が有る。<br />
	　見惚れたイワンの顎を、何を思ったかアーチャーは滑らかな指を滑らせ持ち上げた。<br />
	　いつも俯きがちな視線が上がる。<br />
	　え？　と声を出す暇もなかった。<br />
	「&hellip;&hellip;んんっ？」<br />
	　唇が触れたと同時に割って入ってくる舌先が、上顎を擽る。舌を絡められ吸われ、混ざり合った唾液が唐突に解放された唇の端を零れる。<br />
	「な、に&hellip;&hellip;っ、するんですか！」<br />
	　呼吸困難による生理現象で潤む視界で、イワンは混乱したまま叫んだ。<br />
	　なんでこんな。<br />
	「すみません。どうも魔力の供給不足だったもので」<br />
	　涙目のイワンが睨み上げても、全く気にした風もないアーチャーがしれっと言う。<br />
	「知ってます？　一番手っ取り早い魔力供給は体液の摂取なんです」<br />
	　それは分かる。召喚或いは使い魔使役の知識で頭には入っている。<br />
	　けれど術者と召喚者の間には余程のことがない限り、魔力供給のパスが形成される。勿論イワンとアーチャーの間にも。こんな直接的な方法は必要ないのだ。<br />
	　しかしイワンの口の端を伝う唾液を指先で拭って、アーチャーは真っ赤に染まったマスターに自分の中で最高だと思われる笑顔を拵えた。<br />
	「ですから定期的にお願いしますね？」</p>
<p>
	「そんなの、絶対にごめんです！！」</p>
<p>
	　悲鳴のように返し、弾かれたように距離を取ったイワンが応接間から出て行く姿を、呆気にとられてみていたアーチャーがふっと浮かべる笑みを変えた。<br />
	　悲哀と寂寥の混じったものに。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　嘘。信じられない。<br />
	　脱兎のように自室に駆け込み、イワンはベッドに身を放る。<br />
	　スプリングの利いたベッドが細身を受け止め、陽光の香りを含んだシーツが安堵感を与えた。途端緩んだ緊張が、感情の抑制までも乱す。<br />
	　初日からこんな事では先が思いやられる。そうは分かっていても、余りにもショックで、溢れた涙を誤魔化すように枕に顔を埋めた。</p>
<p>
	（だってひどい）</p>
<p>
	　――はじめてだったのに。</p>
<p>
	&nbsp;</p>
<br id="NINJASELECTIONID" style="clear: both" />
＞＞アーチャー：バーナビー。マスター：イワン。。。<br />
　　　単独行動スキルを何よりバーナビーが求めたため、現界クラスはアーチャーに。<br />
　　　若い頃（20くらい）のバーナビーが、ライダー（虎徹）のマスターとして聖杯戦争に参加。<br />
<br />
　　　多次元世界では、バーナビーとイワンは知古で、<br />
　　　両親の遺言の通りバーナビーは公正を努め、正義であろうとした。<br />
　　　その際、イワンを犠牲にしてしまう。<br />
　　　イワンを救いたくて、そのためなら自分を消してしまえばいいと<br />
　　　今回は狙いまーす☆<br />
　　　何よりイワンの身を大事にする。<br />
　　　魔力供給といって、イワンの唇を奪うが、その必要は全くない。<br />
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    <published>2012-01-25T10:56:36+09:00</published> 
    <updated>2012-01-25T10:56:36+09:00</updated> 
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    <title>某企画精霊設定案</title>
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      <![CDATA[リリア【Lilya】<br />
<br />
ゆりかごの精霊。基本無口でゆらりゆらりとしたものが好き。優しく揺らす風が好き。<br />
幼子をあやすゆりかごを司るためか、幼子の扱いは上手く、泣きじゃくる子どもを難なく泣き止ませる。<br />
睡眠にも通じており、「悪夢を緩和する」「穏やかな眠りに導く」等の力も持つ。中でも時折口ずさむ子守歌の効果は絶大。<br />
<br />
身長：163cm<br />
髪：ローズドラジェ（薄いピンク：#e5c1cd）<br />
瞳：アンティークグリーン（緑：#54917f）<br />
<br />
一人称：僕<br />
二人称：君、あなた<br />
三人称：基本はさん付け。仲良くなると呼び捨てにもなります。<br />
<br />
<br />
<br />
こんな感じ。性別は無いそんな感じ。]]> 
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